僕は牛乳が好きで、冷蔵庫の中に常にないと気が済まない。
ブラッセル到着2日目にも早速牛乳を購入。
これは、日本より若干濃いかなというくらいで、おいしく飲めた。
2回目は妻が買ってきた。僕が1回目に買おうとしたときに、これでいいのかどうか迷って、
最終的に没にしたやつだった。
そもそも、このへんで売っているミルク(に見えるもの)は、
いろいろ種類があってどれがどれだか分からない。
普通の牛乳っぽいものでも、脂肪分の%別に分かれていたり、
なんか怪しげな絵が書いてあったり。
そもそも「知らない」自分達がいけない訳ですが。
一通り妻を弁護したところで、味見。
ワインを飲み終えたグラスにぼぼっと注いだのだが、
なんだか酸っぱい臭いがする。
ワインの臭いだろうと思ってゴクっと飲んだら、やっぱり酸っぱい!
これ、もしや、腐ってる!?
と思いながらもう一度飲んでみる。
やっぱりワインの味でも牛乳の味でもない。
不安になって「ベルギー、牛乳」をキーワードにGoogleで検索したら、
同じく約2年前にベルギーで牛乳を購入した同志を発見。
この人も、ルックスは牛乳なのにやけに酸っぱいこの飲み物に仰天し
近所の知り合いに聞いたら、
こいつは牛乳ではなく「カルネミルク」という全く別の乳製品であることが発覚。
ヨーグルトを作る過程で出てくる液体なのだそうだ。
たしかに、Bルガリアヨーグルトを開けたときに
ちょろっとこぼれてくるあの液体と同じ味。
たしか注意書きに「この液体にも栄養が含まれているので、
ご一緒にお召し上がりください」なんてことが書いてあったような気がする。
にしても、牛乳を期待していた僕にとっては、ちょといただけない味。
同じ失敗をした諸先輩に一方的な親近感を抱きつつ、
何よりも、インターネットの便利さ(?)を痛感する。
初晴のほんの二分で呑まれけり
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