初出勤日。外はマイナス2度。
ベルギー入りしてから比較的暖かい日が続いていたので、
なかなかこたえる寒さ。
オフィスはZaventem地区にあるので、ブラッセル中心とは違う。
IKEAを初めとして郊外型の店が並ぶ中に
いきなり大きなオフィスが現れる。
警備員の所へ行くと、僕らと同じような日本人がうじゃうじゃ受付している。
少々手こずったが、なんとかオフィスに入ることができた。
今日は正直するべき事はなく、メールを立ち上げたり
インターネットにアクセスしたりして日が暮れた。
噂で聞いていた通り、とてもインターナショナルな環境。
今日確認しただけで、フランス人、ガーナ人、トルコ人、
ロシア人、もちろんベルギー人、イギリス人、スペイン人、
ギリシャ人、チェコ人が100人前後の部署に集結している。
アメリカよりすごいんじゃないかと思ったのが、言語の使い分け。
だいたい英語でしゃべっているのだが、1対1で話すときは、
フランス語になったり、トルコ語になったり、よく分からない言語になったり。
皆自由に言葉の壁を乗り越えて(壁なんてもともとないのかも)、
休暇はどうだったの、正月はどうだったのと話をしている。
トルコ人が多いので、あまりクリスマスは話題に上らない。
「日本では元旦に神社に行って、一年の無事をお祈りするんでしょ」
と隣のNさん。「そうそう、でも日本人はクリスマスもやるんだよ」
「何かプレゼントもらったの?」「うん、シャツとマフラー」
「僕はワイフから、イギリスのチョコ教室のクーポンをもらったよ」
昼食は、日本企業だけあって、日本食もしっかり用意している。
ラーメン、うどん、エビフライセット。現地の人も並んでいる。
こういう風景が2年間、自分にとって普通の風景になるんだなと思うと、
今のうちに自分が何を感じたか書いておかないと、
あっと言う間に忘れてしまいそう。
でも今日はこのくらいで。
葱切って鋏で切って出勤す