2008年1月7日月曜日

ソルド

ベルギーは2日から初売りのバーゲン(ソルド)で賑わっている。
5日はStockelとRoodebeek、6日はAntowerpまで足を伸ばし、
買い物、観光をしてきた。 今日は主に写真でご報告したい。


これはRoodebeekのショッピングセンターの可愛らしい床屋。
ベルギーにはここを含め、大きなショッピングセンターが
2軒のみあるらしい。


同じくRoodebeek。Cook&Bookという大変都会的な本屋兼カフェが入っている。
日本のアニメの翻訳版が大量に置いてあった。

Brusselsの夜の商店街。
人が沢山。
6日、Antwerp到着。ベルギー中央駅に比べ大変おしゃれ。


「ルーベンスの家」の前にあるカフェで小休憩。
ホットワインを頼んでみた。
柑橘、ナツメグ、シナモンの香りが絶妙に混ざり合い癖になりそう。

聖母大聖堂(後ろ)と、マクドナルド(手前)。




マルクト広場でみんなお酒を飲んでいた。
つられて僕らもシャンパンを注文。


Antwerpの発着場へ。入り口は歴史の重みを感じる造りだが、
こちらは一転モダン。


エスカレーターが速いよ冬帽子

2008年1月4日金曜日

カルネミルク

ベルギーに来てからまずいと思ったものはなかったが、1つ見つけた。

僕は牛乳が好きで、冷蔵庫の中に常にないと気が済まない。
ブラッセル到着2日目にも早速牛乳を購入。
これは、日本より若干濃いかなというくらいで、おいしく飲めた。

2回目は妻が買ってきた。僕が1回目に買おうとしたときに、これでいいのかどうか迷って、
最終的に没にしたやつだった。
そもそも、このへんで売っているミルク(に見えるもの)は、
いろいろ種類があってどれがどれだか分からない。
普通の牛乳っぽいものでも、脂肪分の%別に分かれていたり、
なんか怪しげな絵が書いてあったり。
そもそも「知らない」自分達がいけない訳ですが。

一通り妻を弁護したところで、味見。
ワインを飲み終えたグラスにぼぼっと注いだのだが、
なんだか酸っぱい臭いがする。
ワインの臭いだろうと思ってゴクっと飲んだら、やっぱり酸っぱい!
これ、もしや、腐ってる!?
と思いながらもう一度飲んでみる。
やっぱりワインの味でも牛乳の味でもない。

不安になって「ベルギー、牛乳」をキーワードにGoogleで検索したら、
同じく約2年前にベルギーで牛乳を購入した同志を発見。
この人も、ルックスは牛乳なのにやけに酸っぱいこの飲み物に仰天し
近所の知り合いに聞いたら、
こいつは牛乳ではなく「カルネミルク」という全く別の乳製品であることが発覚。
ヨーグルトを作る過程で出てくる液体なのだそうだ。


たしかに、Bルガリアヨーグルトを開けたときに
ちょろっとこぼれてくるあの液体と同じ味。
たしか注意書きに「この液体にも栄養が含まれているので、
ご一緒にお召し上がりください」なんてことが書いてあったような気がする。

にしても、牛乳を期待していた僕にとっては、ちょといただけない味。
同じ失敗をした諸先輩に一方的な親近感を抱きつつ、
何よりも、インターネットの便利さ(?)を痛感する。

初晴のほんの二分で呑まれけり

2008年1月2日水曜日

初出勤

初出勤日。外はマイナス2度。
ベルギー入りしてから比較的暖かい日が続いていたので、
なかなかこたえる寒さ。

オフィスはZaventem地区にあるので、ブラッセル中心とは違う。
IKEAを初めとして郊外型の店が並ぶ中に
いきなり大きなオフィスが現れる。

警備員の所へ行くと、僕らと同じような日本人がうじゃうじゃ受付している。
少々手こずったが、なんとかオフィスに入ることができた。

今日は正直するべき事はなく、メールを立ち上げたり
インターネットにアクセスしたりして日が暮れた。

噂で聞いていた通り、とてもインターナショナルな環境。
今日確認しただけで、フランス人、ガーナ人、トルコ人、
ロシア人、もちろんベルギー人、イギリス人、スペイン人、
ギリシャ人、チェコ人が100人前後の部署に集結している。

アメリカよりすごいんじゃないかと思ったのが、言語の使い分け。
だいたい英語でしゃべっているのだが、1対1で話すときは、
フランス語になったり、トルコ語になったり、よく分からない言語になったり。
皆自由に言葉の壁を乗り越えて(壁なんてもともとないのかも)、
休暇はどうだったの、正月はどうだったのと話をしている。
トルコ人が多いので、あまりクリスマスは話題に上らない。

「日本では元旦に神社に行って、一年の無事をお祈りするんでしょ」
と隣のNさん。「そうそう、でも日本人はクリスマスもやるんだよ」
「何かプレゼントもらったの?」「うん、シャツとマフラー」
「僕はワイフから、イギリスのチョコ教室のクーポンをもらったよ」

昼食は、日本企業だけあって、日本食もしっかり用意している。
ラーメン、うどん、エビフライセット。現地の人も並んでいる。

こういう風景が2年間、自分にとって普通の風景になるんだなと思うと、
今のうちに自分が何を感じたか書いておかないと、
あっと言う間に忘れてしまいそう。
でも今日はこのくらいで。


葱切って鋏で切って出勤す

2008年1月1日火曜日

謹賀新年


あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

新しい場所での正月、はそれほど躍動的なものではなく。

大晦日の夜は、同じく研修で来ているMさん夫婦に部屋に来てもらって酒盛り。
形だけでも、と妻が年越し蕎麦を作ってくれ、大鍋に入れたままテーブルに。
各自マグカップを持って、少しずつ取りながらすすった。
だしも醤油も入って、なんとなく日本にいるような気分。

ビールとワインをやたらに飲んでとても眠くなったが、
ベルギーの年越しはどんなものかを感じたかったので、
YouTubeでアホくさい動画を見たりBBCやCNNを見ながら12時を迎えた。
どの番組もそれぞれの国の時間でHappyNewYearしているので、
「あ、順番が回ってきたね」くらいの感覚。

それでも12時ジャストはなかなかやかましかった。
近くのクラブでは大音量で踊りまくっているし、花火はバンバン上がるし、
通りでは'Bonne annee!!'と叫んでいるおっさんも。
ふーんと思いながらさっさと寝た。

時差ボケがまだ残っていて、目覚ましもかけないのに7時に起床。
窓を開けて周りを見たら、すぐ隣の個人商店は開いていた。
元旦も働いてるんだ。

朝御飯は、妻がお雑煮を作ってくれた。
貴重な餅と、母お手製の味噌と、だしとネギとマッシュルームとベーコンで、
とてもおいしいのができた。
蕎麦も餅も食べて、とりあえずベルギーでも日本人やってみました。

昼御飯は外食にしようと外出。さすがに閉まっている店が多かったが、
地元民が集まるような居酒屋はだいたい開いていて、
真昼間からおじさんやおばさんが静かにビールを飲んでいるのが見えた。
あまり普段と変わらないように見える。

たまたま見つけたハラールミートのファストフード店に日本人5人で入店。
店のお兄さんはフランス語しか分からないので、
英語と片言のフランス語でこの肉はなんだ、このパンはなんだと
聞きまくって注文した。

パンに塗るソースに色々種類があって、どれか選べというので、
僕は「サムライ(フランス語的に言えばサムハイ)」を頼んだら
お兄さんニヤっとしていた。
マヨネーズと唐辛子がベースのおいしいソースだった。
が、なんでサムライなんだろう。。

夕飯は、昼の残りのサンドイッチとミネストローネ。
明日から仕事。


東より来て西に消ゆ去年今年